洗面台の下を開けるたびに、床にボトルが直置きで並んでいて、奥の物を取るのに手前をどけるところから始まる。この状態をどうにかしたくて、チチロバ(TITIROBA)の伸縮シンク下ラックを買いました。
結果から書くと、買ってよかったかと言われれば微妙です。ただ、微妙だった理由が商品の作りだけではなく、我が家の洗面台下の構造にもあったので、そのあたりを分けて書いておきます。
先に結論
- 排水管がまっすぐ1本だけの洗面台なら、2,000円以下でこれは悪くない
- 排水管が手前に張り出していたり、配管が何本も走っている家では、付属の棚板を使い切れない
- 筆者の場合、棚板10枚のうち実際に設置できたのは6枚。収納量は体感1.5倍程度
「シンク下収納が2倍になる」と期待して買うと、家によっては肩透かしを食らいます。
判断の根拠になる、我が家の洗面台下
レビューの前提として、設置場所の条件を書いておきます。ここが違うと、そのまま同じ結果にはなりません。
- 設置場所:洗面台の下(扉は観音開き)
- 内寸:横70cm/高さ40cm/奥行40cm
- 排水管:手前側に張り出す形で曲がっている。さらにドライヤーや電動歯ブラシの配線、給水のホースが同じ空間を通っている
写真で見てもらうと早いのですが、配管が空間の真ん中を斜めに横切っていて、「棚を左右にまっすぐ渡す」ということができません。この時点で、伸縮ラックとの相性は良くない部類です。
購入前に内寸は測っていたので、サイズが入るかどうかについては問題ありませんでした。幅70cmの空間に、幅56〜70.5cmの伸縮タイプがちょうど収まる計算です。実際、設置そのものは問題なくできています。想定できていなかったのは、寸法ではなく配管の形のほうでした。
無名ブランドだらけの中から、どう絞ったか
シンク下ラックをAmazonで検索すると、聞いたことのないブランド名がずらりと並びます。ニトリやパール金属のような国内メーカー品もありますが、価格が安い順に並べると、上位はほぼカタカナ4〜6文字の知らない名前で埋まります。
この状況で困るのが、レビューを信用していいのか分からないことです。星4.5でレビュー数が数千件あっても、それが実際の購入者の声なのかどうかは、商品ページを見ているだけでは判断できません。
そこで使ったのがサクラチェッカーです。Amazonの商品URLを貼り付けると、レビューの日本語の不自然さ、レビュアーの投稿履歴、商品ページの更新パターンなどから、サクラレビューが混じっている度合いを推定してくれる無料のサービスです。
筆者は価格帯が近い候補をいくつか商品ページのURLごとチェッカーに通して、判定が悪いものを外していきました。チチロバを選んだのは、その残った中で寸法が我が家の洗面台下に収まったからです。逆に言うと、決め手はそれ以上でも以下でもありません。この価格帯の収納ラックで、機能面の差を見極められるほどの情報は集まりませんでした。
ただし、後述するようにサクラチェッカーはレビューの信憑性を測るツールであって、届く商品の品質を保証してくれるわけではありません。ここは筆者も勘違いしていた部分です。
スペックまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | チチロバ(TITIROBA) シンク下 収納 ラック 伸縮 2段 |
| サイズ | 幅56〜70.5cm(無段階伸縮)×奥行27cm×高さ39.5cm |
| 素材 | 棚板・フレーム:PP/スライドパイプ:ステンレス鋼 |
| 棚板 | 10枚付属 |
| 高さ調節 | 1.5cmピッチ・10段階 |
| 組み立て | 工具不要 |
※価格・カラー展開・仕様は変更される場合があります。購入前に商品ページで最新情報をご確認ください。
組み立ては、たしかに簡単だった
良かった点はここに集約されます。工具は不要で、パイプを差し込んで棚板を載せるだけ。説明書を眺める時間を入れても、手が止まるところはありませんでした。フレームの噛み合わせもきつすぎず緩すぎず、力を入れて押し込むような場面もなかったです。
組み立てが面倒で買うのをためらっている人がいるなら、そこは心配しなくて大丈夫だと思います。
棚板が、10枚ともねじれていた
一方で、いただけなかったのがこれです。付属の棚板10枚が、すべてねじれていました。 1枚だけなら個体差で済ませたところですが、全部となると成形か梱包の問題だろうと思います。
平らな床に置くと、四隅のどこかが浮きます。物を載せてしまえば使えなくはないのですが、新品を開封した直後にこれが出てくるのは、気分のいいものではありません。
そして冒頭で書いたとおり、これはサクラチェッカーでは防げなかった部分です。あのツールが見ているのはレビューの信憑性であって、成形の精度や梱包の丁寧さではありません。「チェッカーを通したから品質も大丈夫だろう」と思っていた自分の読みが甘かった、というだけの話です。
2,000円を切る価格だったので返品はしませんでした。手続きの時間のほうが惜しかったというのが正直なところです。ただ、がっかりはしました。「安いからこんなものか」と自分を納得させる作業が発生する買い物でした。
それでも価格を考えれば妥当な範囲だと思える人は、こちらの商品ページで現在の価格を確認してみてください。
収納量は、倍にはならなかった
買う前は、単純に段が2倍になるのだから収納量も倍近くになるだろうと思っていました。実際は1.5倍程度です。
理由ははっきりしていて、棚板を10枚使えなかったからです。排水管と配線が空間を占領しているため、棚板を渡せる位置が限られます。管を避けながら置ける場所を探した結果、設置できたのは6枚。残りの4枚は箱に戻りました。
もちろんこれは商品の欠陥ではなく、我が家の洗面台下の構造の問題です。ただ、商品ページの写真のようにきれいに2段が並ぶ光景は、配管がシンプルな家の話だということは書いておきたいと思います。床に直置きしていたボトル類が上の段に逃げたぶん、床面が使えるようになったのは事実なので、無意味ではありませんでした。
▼ビフォー

▼アフター

買わないほうがいい人
- 洗面台下の配管が複雑な人:棚板を使い切れない可能性が高いです。扉を開けて、管がどこを通っているかを先に見てください
- 見た目の仕上がりを重視する人:棚板の精度は価格なりです。ねじれや浮きが気になるタイプの人は、もう少し出して国内メーカーのものを選んだほうが満足度は高いと思います
- 収納量を劇的に増やしたい人:空間の形次第です。1.5倍程度で足りないなら、棚ではなく物を減らす方向を考えたほうが早いかもしれません
これから買う人へ
購入する前に確認することは2点です。
ひとつは内寸。横幅だけでなく、高さと奥行きも測ります。奥行27cmなので、多くの洗面台下には収まるはずです。
もうひとつが配管の通り道です。管が奥の壁際をまっすぐ下りているなら問題ありません。手前に張り出していたり、途中で横に曲がっていたりする場合は、棚板を何枚渡せるかを目視でざっと数えておくと、届いてからの落差が小さくなります。筆者がやらなかったのがこれです。
そのうえで、無名ブランドの商品を買うときはサクラチェッカーを一度通しておくと、少なくともレビューに踊らされる部分は減らせます。品質までは保証されませんが、判断材料がひとつ増えるぶん、買ったあとの後悔の質が変わります。
条件が合いそうであれば、チチロバ シンク下伸縮ラックの商品ページから確認できます。
この記事は実際の購入・使用経験をもとに作成しています。価格や仕様は変更される場合があるため、購入前に最新情報をご確認ください。


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