出社が減って、Apple Watchの出番も減っていませんか
筆者がApple Watchを着けていたのは、主に出社する日に合わせてでした。ところが在宅勤務が中心になってからは、ほとんど着ける機会がなくなり、普段は充電スタンドに置きっぱなしの状態になっていました。たまに出社する日に久しぶりに手に取ると、充電がかなり減っていたり、しばらく着けていなかった分だけ重さが気になったりすることがありました。
そこで、出社の有無にかかわらず気軽に着けられて、充電を気にしなくていい時計を探すことにしました。条件は、多少雑に扱っても壊れても気にならない価格であること。そしてせっかくなら少しファッション性もあるものを、という基準で行き着いたのが、カシオの定番デジタルウォッチ「F-91WM-7AJH」と「A158WEA-9JH」でした。いわゆる「チープカシオ」と呼ばれるシリーズです。
正直なところ、購入前は「今さらデジタルの、しかも安価な時計に戻して満足できるのか」という気持ちも少しありました。しかし実際に使い始めてみると、単にApple Watchの代わりというより、場面によって使い分ける時計として自然に生活に定着しています。
この記事では、実際に両方を購入して使ってみた筆者の実体験をもとに、それぞれの特徴と選び方をまとめます。同じ「チープカシオ」でも樹脂バンドとメタルバンドで印象がかなり違うので、これから購入を検討している方の参考になれば幸いです。

こんな人には向いていないかもしれません
先に、この2本が向いていないと思われるケースを挙げておきます。
スマートウォッチの通知機能や心拍計測、決済機能などを日常的に使っている方には、この記事で紹介する時計は代わりになりません。あくまでアナログ的な「時間を見るだけ」のシンプルな道具です。また、見た目の高級感や重厚感を重視する方にとっても、樹脂中心の作りは物足りなく感じる可能性があります。腕時計に「ステータスシンボル」としての役割を求める方には、別の選択肢を検討することをおすすめします。
さらに、秒単位でのズレも許容できないほど正確な時刻管理を必要とする方にも不向きです。後述する通り、使っているうちに時刻が少しずつずれていくため、電波時計やスマートウォッチのような自動補正は期待できません。
選ぶときに見るべき3つの基準
チープカシオを選ぶ際、筆者が意識したポイントは次の3つです。
1つ目は「バンドの素材」です。同じチープカシオでも、樹脂バンドかメタルバンドかで、つけ心地や見た目の印象がかなり変わります。2つ目は「重さとサイズ」です。手首が細めの方や、軽さを重視する方は、質量とケースサイズを事前に確認しておくと失敗しにくいです。3つ目は「防水性能」です。今回紹介する2本はどちらも日常生活用防水ですが、水仕事や急な雨など、どの程度まで気にせず使えるかは把握しておいたほうが安心です。
商品情報・比較表
両モデルの主なスペックは以下の通りです。数値はCASIO公式サイトの製品情報をもとにしています。
| 項目 | F-91WM-7AJH | A158WEA-9JH |
|---|---|---|
| ケース素材 | 樹脂 | 樹脂 |
| バンド素材 | 樹脂 | ステンレススチール(メタルバンド) |
| サイズ(H×W×D) | 約38.2×35.2×8.5mm | 約36.8×33.2×8.5mm |
| 質量 | 約21g | 約45g |
| 防水性能 | 日常生活用防水 | 日常生活用防水 |
| 電池寿命 | 約7年 | 約7年 |
| 参考価格 | 希望小売価格 ¥2,200(税込) | オープン価格 |
※価格・カラー展開・仕様は変更される場合があります。購入前に公式サイトや販売店で最新情報をご確認ください。
実際に使ってみて感じたこと
購入の決め手は、繰り返しになりますが「充電を気にしなくていいこと」「壊れても気にならない価格であること」「多少なりともファッション性があること」の3点でした。結果として、この選択にはかなり満足しています。
実際の使い分けとしては、ステンレスバンドのA158WEA-9JHはビジネスシーンで、樹脂バンドのF-91WM-7AJHは子供との外出や子供のサッカーの試合会場などで着けています。それぞれ役割がはっきり分かれているぶん、迷わず使い分けられているのも気に入っている理由のひとつです。
まず軽さについてです。特にF-91WM-7AJHは約21gと非常に軽く、着けていることを忘れるくらいの感覚で使えています。子供のサッカーの応援や外出で動き回る場面でも負担になりにくく、日常生活用防水がついているため、多少の雨や汗をかく場面でも神経質にならずに使えるのも気楽でよい点でした。
そして何より、価格に対する納得感が大きいです。子供と出かけていると、時計をどこかにぶつけたり多少雑に扱ってしまう場面もありますが、仮に傷がついても「まあこの値段だし」と割り切れる気軽さがあります。高価な時計だとどうしても扱いに気を使ってしまいますが、その心理的な負担がないのは、日々の生活の中では地味に大きなメリットだと感じています。加えて電池寿命が約7年と長く、頻繁な電池交換を気にしなくていい点も、Apple Watchを充電スタンドに置きっぱなしにしていた身としてはありがたいポイントでした。
一方で、正直なところ気になる点もあります。まず、時間が徐々にずれていくため、月1回程度は時刻を合わせ直す必要があります。電波時計のように自動修正されるわけではないので、この点は完璧な精度を求める方には不向きかもしれません。もうひとつは、夜間に画面を照らすバックライトがやや暗めであることです。真っ暗な場所で時刻を確認する場面ではやや見えづらさを感じることがありました。
とはいえ、いずれも致命的な不満というほどではなく、価格と手軽さを踏まえれば十分許容範囲というのが筆者の感覚です。総合的な満足度としては星5をつけたい気持ちです。ただし、これはあくまで場面に応じて割り切って使っているからこその評価であり、時計に多機能さや精度を求める方にはそのまま当てはまらない点は補足しておきます。
→ F-91WM-7AJHの商品ページはこちら / A158WEA-9JHの商品ページはこちら
よくある不満とその対処
チープカシオ全般でよく挙がる不満として、時刻のずれ、バックライトの暗さ、樹脂バンドの劣化(経年でのべたつきなど)が挙げられます。
時刻のずれについては、月に1度程度、スマートフォンの時計を見ながら手動で合わせ直すことで対応できます。手間ではありますが、慣れれば数十秒で終わる作業です。カレンダーアプリなどで「時刻合わせ」の予定を月1回入れておくと、うっかり忘れを防げます。バックライトの暗さに関しては、真っ暗な寝室などで使う場合は枕元にスマートフォンを置くなど、時刻確認の手段を分散させておくと安心です。樹脂バンドの劣化が気になる場合は、あらかじめメタルバンドモデル(A158WEA-9JHなど)を選んでおくのもひとつの手です。
状況別のおすすめ
子供との外出やスポーツ観戦・応援など、アクティブに動き回る場面で使いたい方には、樹脂バンドで約21gのF-91WM-7AJHが向いています。多少雑に扱っても気にならない価格帯なので、汚れや衝撃を気にせず持ち出せます。
一方で、樹脂バンドのカジュアルさよりも、ビジネスシーンでもきちんとして見える時計を求める方には、ステンレスバンドのA158WEA-9JHがおすすめです。重さは増しますが、その分「ちゃんと時計をつけている」感覚を得やすく、スーツやオフィスカジュアルにも合わせやすいと感じています。
筆者自身も、ビジネスシーンではA158WEA-9JHを、子供との外出や子供のサッカーの試合会場ではF-91WM-7AJHを、というように場面ごとに使い分けています。1本で兼用するというより、シーンに合わせて2本を持っておくという使い方も、価格が手頃なチープカシオならではの選択肢だと感じています。
買ったあと、最初にやること
届いたら、まず取扱説明書に沿って正確な時刻・日付・曜日を設定しておきましょう。あわせて、時報や表示切り替えなど基本的なボタン操作を一通り確認しておくと、その後の使用がスムーズです。バンドのサイズ調整が必要な場合は、購入店舗やメーカーの調整サービスを利用するか、専用工具で自分で調整する方法もあります。最後に、時刻のずれに早めに気づけるよう、月初など決まったタイミングで時刻合わせをする習慣をつけておくと、ストレスなく長く使い続けられます。
この記事は実際の購入・使用経験をもとに作成しています。価格や仕様は変更される場合があるため、購入前に最新情報をご確認ください。


コメント